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[1997/06/28] ◆ まいっちゃいました!「私、何をすればいいの?」ですって!
<最近の大学生はどう変わっているか>(by Z.O)

How you doing with you ?
---------1---------2---------3---------4---------5---------6---------7-----

 先週の月曜日に某大学で授業をやっていた時のことです。
ある女子学生が質問があるというので、聞けば「演習問題がわからんから教えろ」ちゅうんです。

 あ、いや、言い方のニュアンスは文字だとうまくつたえられませんが、
要するに「私、どうすれば良いの?何をすりゃ良いの?」ということ!

 実は小生は一律に授業をすると、ついてこれない人がいるので、
考慮の結果、各学生さんの理解速度でワンステップ毎にマイペースで進められるようにと
資料形式授業をしているんですが、
どうやらその女子学生は説明文もろくろく読んでいないのに「聞きゃあ良い」てな態度なのです。

「演習問題なんだから、前の方の説明やサンプルを良く読んでもうちょっと考えてみてネ」と
やさしく言っても、
「考えたけどわかんないモン!答を教えてくれなきゃわかんないモン!先生は教えないの!」
ですって・・・。

 あなたまかせで自分で考えることをしないダダをこねている幼児のような態度に、
さすがのやさしい象さんも、空いた口がふさがらなくなったばかりか内心腹が立ってしまった。

 そうなんです! 何年も2つの大学の日雇い仕事(非常勤講師)をしていますが、
年々ジワジワと、しかし確実に、大学生の質が変遷しているんです。ホントです。実感です!

 実は、象さんは「この答で合っていますか?」・・・など聞く学生さんがいても、
ほとんど答を教えません!

 どう考えるかということに関しての観点からのいろんなヒントを
説明はしますが、なんとか学生さんが自分で気がつくように仕向けるのです。
忍耐力が必要ですがね!
ホントです。答を言った方がずうーっと楽なんですけど・・・。

 そうすることによって、最終的に答が出ると、象さんはことさら強調するんです。
「あ、ホラ! 私は答を教えていないのに、あなたが自分でわかったんだね!」・・・と。
すると、学生さんは少し誇らしげな顔をします。喜びます!
象さんは追い討ちをかけます!
「なあーんだ。君ってやるじゃん!人に聞かなくても実力があるんだネ。」

 もちろん、追い討ちをかけなくても、かなりの学生が「出来た!」っていうとき、
ほんとに輝いた顔を見せてくれるんです。

 受験勉強形式の表面的な答や解法の丸暗記に毒されている大学1年生のうちは
象さんのやり方に戸惑ったり、
ヘタをすると「質問しても答を教えてくれない」・・・ってんで、ヘソを曲げる者も
年毎に1人や2人は居るのも事実ですが、時間をかけて真意をわかってもらうことができると
もうシメタものです。

 今までそうやって象さんは頑張ってきました。
日雇いみたいな非常勤なんだから、そんなに学生さんのことを考えてあげることもなく、
サラリとやっていれば普通は済んでしまうところですが、
どうも象さんは「どうせやるからには少しでもわかってもらいたい」・・・と
考えてしまうんです。
そう、期間中に学習すべき事項をこなせなくても、
「わからんままに進んでもしょうがない」・・・という考え。

 何年も続けてきた結果、その方が学生さんが本当に成長するという実感を持っています。

 しかし、しかし・・・。

 前記の「私、何をすれば良いの?」の傾向はヒタヒタと忍び寄ってきているのも事実です。
1年間だけではわからない変化の兆しは明白なのです。
(定量的証拠はありませんが・・・。)

 そして、前記の某大学の授業終了後、
たまたま目にした「AERA」1997.6.30 という雑誌に
なんと、本質的に関連するとおもわれる記事を数本発見(変?)してしまったのです。

記事のタイトルは「赤ちゃん帰り」、「わたし何をすればいいの?」(モロですね!)、
「私を映す鏡たまごっち」、「女高生に広まる変なとんがり文字」、
それに、「コマダムの優雅な子育て」というものです。

 象さんが、それらの変化の要因を考察すると、結論は単純ではありません。
いいえ、複雑すぎる要因が考えられます。
しかし、小学生から大学生にまでいたる世代の変質は厳然とした実感です。

 その他、「AERA」の記事以外にも、某組織が実施した「情報機器利用実態アンケート」に
付随して得られた戦慄たる内外意識格差・・・とか、
留学生と日本人の学生との意識の違い・・・とか、別のトピックもあります。

 しかし、長文になってきてしまったので、今日はこの辺で・・・。
(言い訳ですが・・・、この文章は推考していません。あしからず・・・。)

----------------<文責> [1997/06/28] 大槻 善樹 [ written by Zenju OTSUKI ]
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[1997/06/28] ◆ まいっちゃいました!「私、何をすればいいの?」ですって!
<最近の大学生はどう変わっているか>(by Z.O)

お元気ですか?
---------1---------2---------3---------4---------5---------6---------7-----

 先週の月曜日に某大学で授業をやっていた時のことです。
ある女子学生が質問があるというので、聞けば「演習問題がわからんから教えろ」ちゅうんです。

 あ、いや、言い方のニュアンスは文字だとうまくつたえられませんが、
要するに「私、どうすれば良いの?何をすらりゃ良いの?」ということ!

 実は小生は一律に授業をすると、ついてこれない人がいるので、
考慮の結果、各学生さんの理解速度でワンステップ毎にマイペースで進められるようにと
資料形式授業をしているんですが、
どうやらその女子学生は説明文もろくろく読んでいないのに「聞きゃあ良い」てな態度なのです。

「演習問題なんだから、前の方の説明やサンプルを良く読んでもうちょっと考えてみてネ」と
やさしく言っても、
「考えたけどわかんないモン!答を教えてくれなきゃわかんないモン!先生は教えないの!」
ですって・・・。

 あなたまかせで自分で考えることをしないダダをこねている幼児のような態度に、
さすがのやさしい象さんも、空いた口がふさがらなくなったばかりか内心腹が立ってしまった。

 そうなんです! 何年も2つの大学の日雇い仕事(非常勤講師)をしていますが、
年々ジワジワと、しかし確実に、大学生の質が変遷しているんです。ホントです。実感です!

 実は、象さんは「この答で合っていますか?」・・・など聞く学生さんがいても、
ほとんど答を教えません!

 どう考えるかということに関しての観点からのいろんなヒントを
説明はしますが、なんとか学生さんが自分で気がつくように仕向けるのです。
忍耐力が必要ですがね!
ホントです。答を言った方がずうーっと楽なんですけど・・・。

 そうすることによって、最終的に答が出ると、象さんはことさら強調するんです。
「あ、ホラ! 私は答を教えていないのに、あなたが自分でわかったんだね!」・・・と。
すると、学生さんは少し誇らしげな顔をします。喜びます!
象さんは追い討ちをかけます!
「なあーんだ。君ってやるじゃん!人に聞かなくても実力があるんだネ。」

 もちろん、追い討ちをかけなくても、かなりの学生が「出来た!」っていうとき、
ほんとに輝いた顔を見せてくれるんです。

 受験勉強形式の表面的な答や解法の丸暗記に毒されている大学1年生のうちは
象さんのやり方に戸惑ったり、
ヘタをすると「質問しても答を教えてくれない」・・・ってんで、ヘソを曲げる者も
年毎に1人や2人は居るのも事実ですが、時間をかけて真意をわかってもらうことができると
もうシメタものです。

 今までそうやって象さんは頑張ってきました。
日雇いみたいな非常勤なんだから、そんなに学生さんのことを考えてあげることもなく、
サラリとやっていれば普通は済んでしまうところですが、
どうも象さんは「どうせやるからには少しでもわかってもらいたい」・・・と
考えてしまうんです。
そう、期間中に学習すべき事項をこなせなくても、
「わからんままに進んでもしょうがない」・・・という考え。

 何年も続けてきた結果、その方が学生さんが本当に成長するという実感を持っています。

 しかし、しかし・・・。

 前記の「私、何をすれば良いの?」の傾向はヒタヒタと忍び寄ってきているのも事実です。
1年間だけではわからない変化の兆しは明白なのです。
(定量的証拠はありませんが・・・。)

 そして、前記の某大学の授業終了後、
たまたま目にした「AERA」1997.6.30 という雑誌に
なんと、本質的に関連するとおもわれる記事を数本発見(変?)してしまったのです。

記事のタイトルは「赤ちゃん帰り」、「わたし何をすればいいの?」(モロですね!)、
「私を映す鏡たまごっち」、「女高生に広まる変なとんがり文字」、
それに、「コマダムの優雅な子育て」というものです。

 象さんが、それらの変化の要因を考察すると、結論は単純ではありません。
いいえ、複雑すぎる要因が考えられます。
しかし、小学生から大学生にまでいたる世代の変質は厳然とした実感です。

 その他、「AERA」の記事以外にも、某組織が実施した「情報機器利用実態アンケート」に
付随して得られた戦慄たる内外意識格差・・・とか、
留学生と日本人の学生との意識の違い・・・とか、別のトピックもあります。

 しかし、長文になってきてしまったので、今日はこの辺で・・・。
(言い訳ですが・・・、この文章は推考していません。あしからず・・・。)

----------------<文責> [1997/06/28] 大槻 善樹 [ written by Zenju OTSUKI ]
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