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(検討課題): 二次的な情報には、存在価値があるか否か? (検討結果): 二次的な情報にも、条件つきで、存在価値はある。 (検討項目の内容について): 下記項目について検討を行った。 (項目1): 一次情報と二次情報との定義。 (項目2): 二次情報の形態について。 (項目3): インターネット上の情報について。 (項目4): 二次情報の存在価値に関する検討。 ---------1---------2---------3---------4---------5---------6---------7---------8 (項目1): 一次情報と二次情報との定義。 筆者による一次情報と二次情報との定義は以下の通りである。 一次情報とは、全てがオリジナルな情報のことである。 かつ、その一次情報は、二次情報の元になる得る情報のことを言う。 二次情報とは、一次情報を含み、かつ、その形態を変更したり、 新たな別の情報を付加したり、一部の情報を欠落させたりすることなどの加工を 施された情報である。 なお、より高次の情報も定義し得るが、ここでは三次情報以降の情報をも含めて 二次情報と称する。 ---------1---------2---------3---------4---------5---------6---------7---------8 (項目2): 二次情報の形態について。 二次情報は、下記のような形態で、一次情報から変質する場合があるものと思われる。 (A) 二次情報=(元となる一次情報) + (新しい一次情報) (B) 二次情報=(元となる一次情報) + (雑音) ここで、(雑音)とは、エントロピーを増減に無関係の情報を意味する。 (C) 二次情報=(元となる一次情報) + (エントロピーを増大させる情報) ここで、(エントロピーを増大させる情報)とは、あいまいな記述の付加を意味する。 (D) 二次情報=(元となる一次情報) − (元となる一次情報の一部) 上記を平文で表現すれば、 (A) 二次情報とは、元となる一次情報に加えて、新たな情報を付け加えたものである。 (B) 二次情報とは、元となる一次情報になんらの情報も付け加えずに、形態のみを 変更したものである。 (C) 二次情報とは、元となる一次情報に加えて、 その一部をあいまいにするための記述を付加することよって、 元となる一次情報を変形させたものである。 (D) 二次情報とは、元となる一次情報に加えて、 その一部を否定したりするための記述を付加することよって、 元となる一次情報を変形させたものである。 情報量にて比較すれば、以下の関係が成り立つ。 (A) 二次情報の情報量 > 元となる一次情報の情報量 (B) 二次情報の情報量 = 元となる一次情報の情報量 (C) 二次情報の情報量 < 元となる一次情報の情報量 (D) 二次情報の情報量 < 元となる一次情報の情報量 ---------1---------2---------3---------4---------5---------6---------7---------8 (項目3): インターネット上の情報について。 以下は筆者の主観である。 ◎ 現実のインターネット上の情報では、一次情報はそれほど多くない。 また、二次情報に関しては、(B)、(C)、(D)の形態の情報が かなり見受けられる。 ◎ インターネット上で情報を発信する際は、一次情報のみでなくてもかまわない。 二次情報であっても、(A)の形態での二次情報ならば、有益であろう。 さらに筆者は以下のように考える。 ◎ 場合によって、(D)の形態であっても、有益ではないだろうか? すなわち、価値や意味を度外視した単なる情報量での比較ではなく、 理解のし易さなどの意味において有益である場合が存在する。 ◎ (B)の形態の場合は、情報の重複を資源の無駄ととらえるか、あるいは、 トラフィックの分散化による効率化(または、検索の容易化)として考えるかに よって、その存在価値は判別しがたい。 結局、(B)の形態の場合は、上記の視点の後者を目的とした情報発信となる ように配慮すべきであろう。 ---------1---------2---------3---------4---------5---------6---------7---------8 (項目4): 二次情報の存在価値に関する検討。 以下は筆者の意見に基づく結論である。 ◎ インターネット上の情報は必ずしも一次情報だけと限定せずとも良い。 ◎ 二次情報であっても、(A)のごとく情報が増えるものか、 あるいは理解のし易さなどを目的とする(D)の形態での二次情報ならば、 有益であり、存在価値はあると思われる。 ◎ (B)の形態の二次情報を発信する際は、その目的が有益であるように 意図した上で行うべきものと考える。 ◎ ただし、故意や間違いなどによる、(C)形態の二次情報を 発信してしまわないように心がけるべきものと思う。 ----------------<文責> [1997/08/22] 大槻 善樹 [ written by Zenju OTSUKI ]
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(検討課題): 二次的な情報には、存在価値があるか否か? (検討結果): 二次的な情報にも、条件つきで、存在価値はある。 (検討項目の内容について): 下記項目について検討を行った。 (項目1): 一次情報と二次情報との定義。 (項目2): 二次情報の形態について。 (項目3): インターネット上の情報について。 (項目4): 二次情報の存在価値に関する検討。 ---------1---------2---------3---------4---------5---------6---------7---------8 (項目1): 一次情報と二次情報との定義。 筆者による一次情報と二次情報との定義は以下の通りである。 一次情報とは、全てがオリジナルな情報のことである。 かつ、その一次情報は、二次情報の元になる得る情報のことを言う。 二次情報とは、一次情報を含み、かつ、その形態を変更したり、 新たな別の情報を付加したり、一部の情報を欠落させたりすることなどの加工を 施された情報である。 なお、より高次の情報も定義し得るが、ここでは三次情報以降の情報をも含めて 二次情報と称する。 ---------1---------2---------3---------4---------5---------6---------7---------8 (項目2): 二次情報の形態について。 二次情報は、下記のような形態で、一次情報から変質する場合があるものと思われる。 (A) 二次情報=(元となる一次情報) + (新しい一次情報) (B) 二次情報=(元となる一次情報) + (雑音) ここで、(雑音)とは、エントロピーを増減に無関係の情報を意味する。 (C) 二次情報=(元となる一次情報) + (エントロピーを増大させる情報) ここで、(エントロピーを増大させる情報)とは、あいまいな記述の付加を意味する。 (D) 二次情報=(元となる一次情報) − (元となる一次情報の一部) 上記を平文で表現すれば、 (A) 二次情報とは、元となる一次情報に加えて、新たな情報を付け加えたものである。 (B) 二次情報とは、元となる一次情報になんらの情報も付け加えずに、形態のみを 変更したものである。 (C) 二次情報とは、元となる一次情報に加えて、 その一部をあいまいにするための記述を付加することよって、 元となる一次情報を変形させたものである。 (D) 二次情報とは、元となる一次情報に加えて、 その一部を否定したりするための記述を付加することよって、 元となる一次情報を変形させたものである。 情報量にて比較すれば、以下の関係が成り立つ。 (A) 二次情報の情報量 > 元となる一次情報の情報量 (B) 二次情報の情報量 = 元となる一次情報の情報量 (C) 二次情報の情報量 < 元となる一次情報の情報量 (D) 二次情報の情報量 < 元となる一次情報の情報量 ---------1---------2---------3---------4---------5---------6---------7---------8 (項目3): インターネット上の情報について。 以下は筆者の主観である。 ◎ 現実のインターネット上の情報では、一次情報はそれほど多くない。 また、二次情報に関しては、(B)、(C)、(D)の形態の情報が かなり見受けられる。 ◎ インターネット上で情報を発信する際は、一次情報のみでなくてもかまわない。 二次情報であっても、(A)の形態での二次情報ならば、有益であろう。 さらに筆者は以下のように考える。 ◎ 場合によって、(D)の形態であっても、有益ではないだろうか? すなわち、価値や意味を度外視した単なる情報量での比較ではなく、 理解のし易さなどの意味において有益である場合が存在する。 ◎ (B)の形態の場合は、情報の重複を資源の無駄ととらえるか、あるいは、 トラフィックの分散化による効率化(または、検索の容易化)として考えるかに よって、その存在価値は判別しがたい。 結局、(B)の形態の場合は、上記の視点の後者を目的とした情報発信となる ように配慮すべきであろう。 ---------1---------2---------3---------4---------5---------6---------7---------8 (項目4): 二次情報の存在価値に関する検討。 以下は筆者の意見に基づく結論である。 ◎ インターネット上の情報は必ずしも一次情報だけと限定せずとも良い。 ◎ 二次情報であっても、(A)のごとく情報が増えるものか、 あるいは理解のし易さなどを目的とする(D)の形態での二次情報ならば、 有益であり、存在価値はあると思われる。 ◎ (B)の形態の二次情報を発信する際は、その目的が有益であるように 意図した上で行うべきものと考える。 ◎ ただし、故意や間違いなどによる、(C)形態の二次情報を 発信してしまわないように心がけるべきものと思う。 ----------------<文責> [1997/08/22] 大槻 善樹 [ written by Zenju OTSUKI ]
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