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◆ インターネットは、今の私にとって本当に必要なのだろうか? 現時点では、インターネットが使えない環境であっても、私は、さほど困らない! いや、むしろ、混沌とした情報の大海で、いたずらに漂流しているような感覚である。 なにがそう私に感じさせているのか? ◆ 貧弱な日本固有の通信インフラによって、そう感じているのか? 確かに貧乏人の小生にとっては、まるで、他人がモーターボートに乗っているのに反して、 私はと言うと、手こぎの泥船に乗っているような状況が、そう感じさせるのか? そう、インターネットの速度が問題なんだろうか? ◆ 他のメディアからの情報のみでも事足りそうな現状が、そう感じさせているのか? それぞれの人のニーズにもよるのだろうが、私は、1分1秒を争う情報の入手を望んで いると言うのだろうか? そうでも無い。 インターネットからしか入手し得ないという情報が不足しているからなのか? そうでも無い。 はたまた、情報の量があり過ぎるからなのだろうか? 消化不良を起こしているという訳でもない。 それだけではないと私は思う。 ◆ 現時点では、所望の情報に行き着く術が未開拓であるという点が、 インターネットにおける最大の問題点ではなかろうか? 確かに検索技術は存在するが、現時点での検索結果には不満足を覚えてしまうのだ。 PARCの研究者らは、私と同様の焦燥感を覚えていたのに違いなかろう。 だが、彼らのアプローチ、即ち、情報提示の新手法等にも私は満足できてはいない。 (3次元表示などの表示方法が悪いというのではない。確かに探し出す際の一助としては 有効だとは思うが、しいて極言するなら、 目的情報以外の情報は、表示しなくて済むなら無い方が良いと思うのである。) では、他方のアプローチであるとも言える「エージェント志向」が、 この事態を解決するのだろうか? その際、利用者の性質や感性をもエージェントに 反映させれば良いと言うのだろうか? 私は思う。 いったい所望の情報とは何なのか? その情報の質、あるいは価値を取扱える情報理論の確立が、 そろそろ必要とされているのではないか?と。 現時点では、情報理論は価値を問わない量のみを対象としているだけだ。 え? それを私が研究すれば良いと言うんですか? 天才ではない私に向かって、酷なことを言わないで下さい。 ただし、価値をも扱える情報理論が最終目的であると断定しているわけではありません。 単に、インターネットにふれていると、 「私が望む情報が容易に入手可能な手段が欲しいなあ」というグチなんです。 検索手法が発展した形であっても、現実的に有効ならば、それで良い。 いいえ、単なるグチでもなさそうだ。 この問題こそ、情報を扱う際における解決すべき本当の重要な問題ではないのか? そう、感じているのです。 そう、幾年もの間、私が思っていることを書いただけ! あなたは、どう思いますか? ----------------<文責> [1997/11/15] 大槻 善樹 [ written by Zenju OTSUKI ]
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あなたはどう思いますか?
◆ インターネットは、今の私にとって本当に必要なのだろうか? 現時点では、インターネットが使えない環境であっても、私は、さほど困らない! いや、むしろ、混沌とした情報の大海で、いたずらに漂流しているような感覚である。 なにがそう私に感じさせているのか? ◆ 貧弱な日本固有の通信インフラによって、そう感じているのか? 確かに貧乏人の小生にとっては、まるで、他人がモーターボートに乗っているのに反して、 私はと言うと、手こぎの泥船に乗っているような状況が、そう感じさせるのか? そう、インターネットの速度が問題なんだろうか? ◆ 他のメディアからの情報のみでも事足りそうな現状が、そう感じさせているのか? それぞれの人のニーズにもよるのだろうが、私は、1分1秒を争う情報の入手を望んで いると言うのだろうか? そうでも無い。 インターネットからしか入手し得ないという情報が不足しているからなのか? そうでも無い。 はたまた、情報の量があり過ぎるからなのだろうか? 消化不良を起こしているという訳でもない。 それだけではないと私は思う。 ◆ 現時点では、所望の情報に行き着く術が未開拓であるという点が、 インターネットにおける最大の問題点ではなかろうか? 確かに検索技術は存在するが、現時点での検索結果には不満足を覚えてしまうのだ。 PARCの研究者らは、私と同様の焦燥感を覚えていたのに違いなかろう。 だが、彼らのアプローチ、即ち、情報提示の新手法等にも私は満足できてはいない。 (3次元表示などの表示方法が悪いというのではない。確かに探し出す際の一助としては 有効だとは思うが、しいて極言するなら、 目的情報以外の情報は、表示しなくて済むなら無い方が良いと思うのである。) では、他方のアプローチであるとも言える「エージェント志向」が、 この事態を解決するのだろうか? その際、利用者の性質や感性をもエージェントに 反映させれば良いと言うのだろうか? 私は思う。 いったい所望の情報とは何なのか? その情報の質、あるいは価値を取扱える情報理論の確立が、 そろそろ必要とされているのではないか?と。 現時点では、情報理論は価値を問わない量のみを対象としているだけだ。 え? それを私が研究すれば良いと言うんですか? 天才ではない私に向かって、酷なことを言わないで下さい。 ただし、価値をも扱える情報理論が最終目的であると断定しているわけではありません。 単に、インターネットにふれていると、 「私が望む情報が容易に入手可能な手段が欲しいなあ」というグチなんです。 検索手法が発展した形であっても、現実的に有効ならば、それで良い。 いいえ、単なるグチでもなさそうだ。 この問題こそ、情報を扱う際における解決すべき本当の重要な問題ではないのか? そう、感じているのです。 そう、幾年もの間、私が思っていることを書いただけ! あなたは、どう思いますか? ----------------<文責> [1997/11/15] 大槻 善樹 [ written by Zenju OTSUKI ]
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